私は、以前から胃腸の調子を整えることを考えて、毎朝、豆乳ヨーグルトを食べています。
牛乳から作った普通のヨーグルトでもいいのかもしれませんが、植物性タンパク質を採れること、乳製品を不使用であること(乳製品でお腹の調子が悪くなるわけではないのですが、何となく)、低糖質・低脂肪で健康に良さそうであること(これも何となくですが)等から、豆乳ヨーグルトを食べることにしています。
妻も毎日、同じヨーグルトを食べています。
そうすると、既製品の豆乳ヨーグルトをスーパーで買ってっくるよりも、自作したほうが安いし、それほど手間もかからないかな、と考えて、自宅で豆乳ヨーグルトを種菌から手作りしています。
今回は、私が考えた、カスピ海ヨーグルトの種菌を使って、豆乳ヨーグルトを作るベストな方法を紹介します!
ヨーグルトを自宅で手作りするための道具
ヨーグルトを自宅で手作りするために、様々なタイプのヨーグルトメーカーが販売されています。
種菌によって温度を調節できたり、タイマー設定ができたり、確実にヨーグルトを作るために、便利な機能がついたものも多いのですが、個人的には、そのような機能は不要だと思います。
なぜなら、室温でもヨーグルトを手作りすることは可能ですし(環境や種菌にもよると思いますので、手作りヨーグルトのためには温度調節が必要な場合もあるかもしれません。私が作っているカスピ海ヨーグルトであれば室温でOKです。)、電気を使わずシンプルな容器のみの方が、丸洗い可能で清潔だとおもうからです。
手作りヨーグルトのために、ガラス容器などを使ってもいいと思いますが、私は、シンプルな容器で、かき混ぜる用の柄の長いスプーンも付属していて、1リットル分のヨーグルトを手作りできる、曙産業のヨーグルトメーカーを使っています。
発酵させる前に、少し(1〜2cm程度)水を入れて、付属のスプーンと一緒に電子レンジで3分程温めて、煮沸消毒しています。
それから、植え継ぎ用の種ヨーグルトを保存しておくために、電子レンジで煮沸消毒できる容器も必要です。
電子レンジで煮沸消毒可能なきれいな容器であれば、家にあるようなもので構わないと思いますが、私は、ジップロック スクリューロック 300mlを使っています。
豆乳ヨーグルト自作のための材料
室温でヨーグルトを自作していますので、室温で発酵する種菌が必要です。
室温で発酵するヨーグルトとして、カスピ海ヨーグルトがおすすめです。
通常、ヨーグルト種菌を発酵させるためには、牛乳が必要で、豆乳だけでは、発酵が進みません。
以前は、フジッコから「豆乳で作るカスピ海ヨーグルト補助パウダー パウデル」というものが販売されていて、私もそれを使って、豆乳でのカスピ海ヨーグルトを作っていたのですが、なぜか今年の春頃に販売中止になってしまいました。
そのため、豆乳でカスピ海ヨーグルトを作ることができなくなったか・・・、と半ばあきらめて、牛乳で作ることにしようかな−、とも考えていたのですが、パウデルの代替となるものを見つけました!
それは、同じくフジッコから販売されている「ねばるパウダー」です。
本来、牛乳でカスピ海ヨーグルトを作る際に、粘りを強くするために入れるものなのですが、成分に乳頭が含まれていることもあり、これを入れたら豆乳でも発酵が進むのではないかと考えて試してみたら、見事、豆乳でも美味しいカスピ海ヨーグルトができました!
ただ、このねばるパウダーには、乳製品も含まれているようなので、牛乳は不使用ではあるものの100%豆乳だけでカスピ海ヨーグルトができるわけではない、ということにはご注意ください。
豆乳は、何でもよいと思うのですが、私は、キッコーマンの成分調整豆乳を使っています。
あまり癖がなく食べやすい豆乳ヨーグルトができます。
豆乳ヨーグルトの一つとして、牛乳と比べて豆乳は長期保存ができるので、豆乳をまとめ買いしておくことができる、ということもありますね。
こういう重い物は、セール等のタイミングで、ネットでまとめ買いするのがお得だし、楽でいいと思います。
私は、楽天市場のお買い物マラソンのときに、まとめ買いしています。
豆乳でカスピ海ヨーグルトを手作りする手順
1リットルの豆乳が入るきれいな容器(以下「ヨーグルト発酵用容器」といいます。)に水を少し(1〜2cm程度)入れて、プラスチック製スプーンと一緒に、電子レンジで3分程温めて、煮沸消毒します。
煮沸消毒できたら、お湯を捨てて、未開封の豆乳1リットルを開けて、ヨーグルト発酵用容器に、8割程度入れます。
そこに、カスピ海ヨーグルト手作り用種菌パウダーと、ねばるパウダーを一袋ずつ入れます。
なお、温度等の環境によっては、うまく固まらない(発行できない)場合があるかもしれませんので、その場合は、豆乳500mlで作るか、または、ねばるパウダーを2袋分入れるとよいと思います。
種菌パウダーとねばるパウダーが豆乳全体に広がるように、煮沸消毒したプラスチック製のスプーンでよくかき混ぜてください。
さらに残りの豆乳を加えて、かき混ぜます。
気温等の環境にもよりますが、材料を入れてよく混ぜたヨーグルト発酵用容器を静かな場所に置いて、半日程待つと、固まってきます。
固まってももう少し・・・とは考えずに、固まったら、すぐに次のSTEPに進みましょう。
固まっても室温に置いたままにしておくと、どんどん乳酸菌が弱ってしまうそうです。
植え継ぎ用の種ヨーグルトを保存する容器に少し水を入れて、プラスチック製スプーンと一緒に、電子レンジで3分程温めて、煮沸消毒します。
煮沸消毒が終わったら、保存容器からお湯を捨てて、プラスチック製スプーンを使ってヨーグルトをヨーグルト発酵用容器内の固まったカスピ海ヨーグルトの中程から、植え継ぎ用の種ヨーグルトを保存容器に取り分けます。
私の使っている曙産業のヨーグルトメーカーに付属のプラスチック製スプーンだと、植え継ぎ用の種ヨーグルトとして、4杯程度取り分けると良いと思います。
ヨーグルト発酵用容器と植え継ぎ用の種ヨーグルトの保存容器を冷蔵庫へ入れます。
ヨーグルト発酵用容器に残ったカスピ海ヨーグルトは、完成ですので、美味しくいただきましょう!
ヨーグルト発酵用容器にカスピ海ヨーグルトが少なくなってきたら、植え継ぎ用の種ヨーグルトを使って、豆乳カスピ海ヨーグルトを作ります。
手順は、種菌が植え継ぎ用種ヨーグルトに変わっただけで、STEP1〜4と一緒です。
なお、フジッコのホームページによると、粉末の種菌を元に植え継ぎ用種ヨーグルトを取り分けて、植え継ぎ用種ヨーグルトからカスピ海ヨーグルトを作るサイクルは、少なくとも季節ごとに種菌を取り替えることがおすすめされており、1ヶ月に1回、新しい種菌に取り替えると、ねばりや風味が持続しよりおいしく召しあがれる、とのことです。
おいしい豆乳カスピ海ヨーグルトを手作りして食べ続けよう
以上の手順で豆乳カスピ海ヨーグルトを作り続けることができます。
わかりにくい点や疑問点などは、フジッコの公式ホームページもご参照ください。
手作りの豆乳カスピ海ヨーグルト、美味しいし、簡単に作れて、おすすめです!
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